2019年12月20日
極寒の「KOMORlCUP2019」参戦記:馬場孝介
今年もトップ50小森プロ主宰の「KOMORlCUP 2019」が開催されました!本来は11月開催予定だったのが台風の影響で延期となり12月7日開催となりました。
大会当日は最高気温が10℃に届かない、しかも冷たい雨とまさに極寒の1日…更に10月終わり頃からの湖の濁りも慢性的に残って非常にタフな試合になりました。
最近の亀山ダムの傾向として、濁りとベイトのレンジの影響でバスの釣れるレンジがとても浅く従来の季節とおりなら7~8mくらいまで徐々にレンジも下がり始めてくるタイミングなのですが、今年は3~5m前後ミドルレンジが良く釣れていて水温も10℃台なのでまだまだ水中の中は秋が続いているように思います。
大会当日が晴れたならミドルレンジのライトリグとカバーの釣りをローテーションしていこうと思いましたが、冷たい雨となり冷たいとはいえ雨パワーがあるのでミドルレンジの魚が動き回って散ってしまい逆に捉えるのが難しくなると判断して雨パワーでシャローに差した魚に的を絞りました。
朝一に入ったのが「月毛沢」の奥にあるインレットとその周辺にあるカバー、台風の影響で多くの浮きゴミが残っているポイントでこの浮きゴミにウイニングクロー3.6インチを打っていくと早々に450gが釣れてシャローに差している魚がいるのを確認。
ワンド+浮きゴミこの2つの要素が重なるエリアを重点的にランガンしていき「柿ノ木下」の小さなワンド+カバーでトルキーストレート4.8インチPFで350gを釣って2本目、更に少し離れた「サッタ下」と呼ばれているポイントのインサイドのカバーでこの日最大となる700gをウイニングクロー 3.6インチで追加して3本目!
早い段階で3本釣れたのでサイズアップを狙いに本湖にある岬のフィーディングに差してくるカバーをランガンしましたがこれは不発に終わり、再度朝に入ったカバーに入り直してウイニングクロー3.6インチで450gを釣って4本目!3匹目以降で時間が掛かってしまいましたがあと1本でリミットメイク、手が悴むほどの寒さでしたがキープキャスト!そして4本目を釣ってからそんなに時間がかからないうちにトルキーストレート4.8インチPFで待望の5匹目!しかし魚とのファイト中にツタに絡んでしまいそのままポロリ…貴重なチャンスを逃してしまいその後バイトを取れずに終了…
4本で1950g、他の人たちも釣れてるみたいで2㎏は超えないとダメかと5匹目をミスってしまったことに凹みましたが…
全体的にサイズアップが難かしかったようで僅差ながら優勝する事が出来ました。
大会終了後は小森プロとゲスト河辺プロのトークショー、更にジャンケン大会と外が暗くなるまでたいへん盛り上がりました!とても寒い1日でしたが大会に参加された皆様お疲れ様でした、今回の大会を主宰していただいた小森プロありがとうございました。
タックルデータ
ベイトロッド 610MH
ベイトリール 8:1:1
ライン ガノアアブソルート12ポンド
フック バリバスプロトフック
シンカービフテキ7g
ワーム ウイニングクロ-3.6インチ
スピニングロッド 66MH
スピニングリール 2500H
ラインPE 1.2号
フック NSS 2/0
シンカー1.8g
ワーム トルキーストレート4.8インチ
2019年12月02日
チャリティートーナメント参戦記:馬場孝介
10月6日にENGINE羽生プロ主宰のチャリティートーナメント「羽生CUP 2019」が開催されました。今回は大会に参戦した内容をレポートしたいと思います。
今回チャリティートーナメントのリミットは1本勝負!亀山ダムは3本戦が多い中で1本戦は珍しいのですが、キッカーに的を絞るとある程度エリアと釣り方は絞られてきます。大会当日はサイズが選びやすい上流のサイトと所々にある崩落のカバー打ちをメインにしていく予定でした。
そして試合当日はサイズ選べることから上流へ向かう人も多く、一旦プレッシャーを避けて中流域から沖の立木や岬の沖に羽モノルアーを通して流していきましたが朝一は風もなくローライトだったので可能性はあるかと思いましたが反応はなく…
ある程度流し終えてから上流に向かい、ちょうど中流域 と上流域の水質の境目で小規模ながらボイルしているエリアを発見!!何通りかのアプローチで迷いましたが水深が2~3mなのと適度な濁り、
台風の影響で新しく流木などが流れ着いたエリアだったので流木に絡めながらスピーディにサーチできる「ディーブローシャッド62SP」を選択!
ディーブローシャッド58SPに比べて若干ながらルアーのボディサイズがアップしているのでベイトフィネスでも投げやすく、ベイトフィネスで扱うことでスピニングのライトラインよりワンランク上の8~10ポンドを使ってルアーを操作することができます。
「ディーブローシャッド62SP」でボイルしていた周辺を探りつつ流していき、流木に軽くスタックしたのでロッドをアオりルアーが外れてヒラを打った瞬間に引ったくるようなバイト!!何度か木に巻かれましたが何とかキャッチ!スピニングタックルだったら巻かれてアウトでした…この魚が850gでとりあえずリミットメイク。
その後はサイズUPを狙って折木沢上流へ向かいましたが前日の雨の影響か水質が悪く、バンク際のシャローしか澄んでいません。バスもあまり見えないで唯一見えて反応したバスをSVSBのフォールで誘い追加するも入れ替えサイズには届かず…
しばらく待って水質が回復しないか粘りましたが良くなる気配はなく諦めて移動、当初の予定通り崩落系のカバーをランガンしていきましたが最初に釣った魚以上のバスを追加することは出来ませんでした。
ほぼ狂いなく850g
今回上流が不発だったのと他のエリアも中々厳しかったようで最初に釣れた魚のおかげで優勝する事がが出来ました!
まだ台風の影響が残る亀山ダムですが、今回チャリティートーナメントに参加したことで少しでも亀山ダムの手助けなれたらなと思いました。大会を企画していただいた羽生プロ、大会に参加された皆様お疲れ様でした!
タックルデータ
ロッド ベイトロッド 63L
リール ベイトリール7:1:1
ライン ガノアアブソルート8ポンド
ルアーディーブローシャッド62SP
2019年11月14日
房総チャプター最終戦レポート:馬場孝介
9月25日に房総チャプター最終戦が開催されました。
まず大会前の状況として10日前に台風15号が関東に上陸、各地で大きな被害がでましたが亀山ダムでも大雨と強風の影響で各所崩落が発生して場所によっては風景が一変してしまったエリアもありました。
崩落で舞った土砂の影響で濁りが中々取れない状態…こうなってくるとカバー周辺の反応が良くなるわけですが、今回の状況で特に活躍してくれたのがトラスタ-3.8インチです!
カラーはシルエットのハッキリ解るブラックといった強めのカラーに反応が良く、シンカーも3.5~5g前後の軽めのものを使いバスの目の前をゆっくり落とすことを意識してアプローチ!
ディキャプチャー4.8インチはトラスターと逆で抵抗の少ない形状をしているのでカバーへ「ストン!」と素早く落としてからの数回のリフト&フォールでリアクションバイトを誘う釣り方に好反応、トラスタ-とローテーションで使い釣果を伸ばす事が出来ました。
また台風の影響で舟が出せない日が続いたことで一時的にプレッシャーがリセットされて本湖の岬などでボイルが多発、これらの魚を表層で浮かせて釣る場合はヴィローラのノーシンカー、中層を狙う時はディーブローシャッド62SPと使い分ける事で魚からの反応も非常に良かったのですが、日に日にプレッシャーもかかり大会直前にはいつもの気難しい亀山ダムへ戻っていました…
そして本番、濁りを敬遠して東側に人が集中するだろうと予想して朝一は西側へ!こっちは土砂濁りが強く水質はあまり良くないですが新しいできた崩落に着いている魚を狙い、トラスタ-3.8インチの5gリーダーレスDSで打っていき釣りはじめて1時間ほどで900gフィッシュ!!
その後、ミスもあったものの約300gをカバーからトルキーストレート3.8インチのパワーフィネスでキャッチ!ここら辺から魚の反応がなくなったので西側に見切りをつけて東側に移動。
時間配分から残り時間を猪川で粘り、SVSBのサイトで約600gを釣ってリミットメイク!そのあとどうしても300gを入れ替えたく時間いっぱいまで粘るも魚を追加することは出来ず3本キッチリで終了となりました。
3本1780gで12位
最終戦が終わり年間順位は5位でフィニッシュ!今年は第3戦でハズしてしまったので残す試合は1つでも年間順位を上げられるように頑張りました。来年は色々と湖上の状況も変わり、また探り直しになってしまいますが、更に年間順位を上げられるように頑張りたいと思います。
タックルデータ
ロッド 70Hベイトロッド
リール 8:1:1ベイトハイギア
ライン ガノアアブソルート12ポンド
フック 5gリーダーレスDS 3/0
ワーム トラスタ-3.8インチ
ロッド 68MHスピニングロッド
リール スピニングハイギア
ライン デッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×8 1.2号
フック N.S.Sフック 1/0
シンカー ネイルシンカー1.8g
ワームトルキーストレート3.8インチ
ロッド 64MLスピニングロッド
リール スピニングハイギア
ライン デッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×0.8号
フック パワーベイトフィネス#2
ワーム SVSB
2019年10月11日
猛暑の亀山ダムレポート:馬場孝介
今年は長雨が続いたりと水温も例年より低い状態が続いていましたが、8月に入ったあたりから猛暑が続いて亀山ダムの水温もみるみる上昇、減水も進みました。
朝一の段階で水温は30℃超え…
減水は約1.5mほど…
高水温に減水とバスのポジションが沖にむく条件が整い更にワカサギの酸欠も始まったので朝一はワカサギにフィーディングしているバスに狙いを絞ってヴィローラのジグヘッドリグのミドストで狙います。
魚探にワカサギの反応の良い所、目視ではボイルが頻繁に行っている所ほど魚影も濃いため、そういった所を重点的に粘って釣りをした方が釣果に繋がります。朝一はまだ表層に反応があるためレゼルブ、ヴィローラのノーシンカ-、表層に反応が悪い時は軽めのジグヘッドを使用して少しレンジを下げたミドストが有効です。
浮いているのは全部ワカサギです。
死んだワカサギを狙ってトンビも集まってきます。
日が昇り日中になると更に水温も上がり弱っているワカサギは死んでしまうのですが、死んだワカサギをバスは補食せず、トンビが集まってくる分、バスは警戒して表層への反応が悪くなります。ここで立木、岩盤といった縦ストパターンに釣りを変えます。
縦ストパターンで使用するリグはマイティストレート3.8インチと4.3インチ2種類のDSですが、立木などで使用する事が多いのでベイトフィネスタックルでも扱いやすい4.3インチを使用する事がほとんどです。
DSシンカーは2.7g~5gを使用してなるべくストン!と素早くフォールさせることでリアクションで誘う釣り方でバイトはファーストフォールに集中してバイトがない場合、一旦ボトムまでフォールさせる→ボトムで数回誘いをいれる→ミドスト気味でリグを回収する、特に回収中に引ったくっていくようにバイトしてくるバスはサイズが良い事が多いので気が緩めません!こんな感じで1ヵ所で粘らないでテンポよく回って行った方が釣果に繋がります。
9月になり水温も少しずつ下がって秋の気配も感じてきましたがまだまだ残暑は続きそうなので日によっては夏パターンが有効な日があると思います、ぜひ試してみて下さい!
タックルデータ
ロッド 64ULスピニングロッド
リール 2500番ローギア
ライン ガノアアブソルート3ポンド
フック ジグヘッド ゲンテン#0.9~1.2g
ワーム ヴィローラ
ロッド 67Lベイトロッド
リール ベイトリール8:1:1
ライン ガノアアブソルート8ポンド
DSシンカー2.7g~5g
フック フッキングマスターパワーベイトフィネス#3~#2
ワームマイティストレート3.8
マイティストレート4.3
2019年09月04日
房総チャプター第4戦参戦レポート:馬場孝介
7月3日にNBC房総チャプター第4戦「ノリーズCUP」に参加してきました。
7月になり毎年恒例のアオコも出始め表層の水質悪化によりエリアによってはオイカワ、ワカサギが表層に群れていて、これらのベイトにフィーディングしているバスにプラではヴィローラのi字引き&トゥイッチが効果的でi字引きでバスを寄せてトゥイッチで口を使わせる誘いでボイル自体は少ないものの良型をキャッチ!
上流部ではアオコ水と上流から流れ込んでくるカレントの境目が魚影が濃く、SVSBを岩盤にフォールさせたり、見えバスには枝などに引っかけてチョウチンによるアプローチで反応を得られたり、特にアオコが発生して水が悪くなったことでフォール中の波動が強いSVSBへの反応がとても良く、バイトを連発させることが出来ました。プラの感触から本番はとにかく水質の良いエリアをランガンして、フィーディングでリミットを揃えてキッカーは上流サイトのプランで決まりました。
そして本番、プラ中は雨模様だったのが当日は雲りで水質はよりアオコが濃くなっており、上流も雨で効いていたカレントが弱くなったことでアオコ水と上流の水の境目が曖昧になっていてプラ中よりも状況は厳しくなっていました。
朝一は「医院下」に向かい奥にあるインレットの流れが当たるカバーと周辺の水質の良いポイントに溜まっているベイトへフィーディングしているバスを狙いましたが上記とおり水が悪くフィーディング狙いは不発…次にカバーの釣りにシフトしてトラクター3.8インチ5gリーダーレスDSを竹のレイダウンに打っていき「850g」「700g」と 立て続けに魚をキャッチ!その後反応がなくなったので別のカバーへ移動して今度は浮きゴミをギル系ワームの3.5gTXのフォールメインで打っていくと「600g」を追加してリミットメイク!!最終的にこのエリアで8本のバスをキャッチすることができてウェイトを2㎏台までもってこれたのでキッカーを狙いに上流へ移動
まずは「猪ノ川」に向かいサイトしながら進むも魚が全然おらず諦めて下っている所で上がってきたバスを発見したので様子を見ると深みがある岩盤に沈んでいったので少し先へSVSBをキャストして岩盤へフォールさせると一旦ボトムついたラインが止まった直後に勢いよく走ったのですかさずアワせるとこの魚が「750g」で「600g」と入れ替えして少しウェイトUP!次に「折木沢上流」へ向かうもこっちの川筋は人も多くプレッシャーが高めで数回チャンスがあったものの入れ替えサイズを釣ることが出来ませんでした。
3本で2303g、流れが止まって数日たったタイミングでタフな試合でしたが何とか入賞する事が出来ました!!
残す試合は泣いても笑っても最終戦のみ…悔いが残らないように精一杯頑張ります!
タックルデータ
ロッド ベイトロッド70H
リール ベイトリール8:1:1
ライン アブソルートMGフロロカーボン14ポンド
5gリーダーレスDSフック3/0
トラクター3.8インチ
ロッド スピニングロッド64ML
リール スピニングリール2500H
ライン ノガレスデッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×8 0.8号
フック ノガレスフッキングマスターパワーベイトフィネス#2
SVSB
2019年08月20日
亀山ダムつばきもとオープン第1戦参戦レポート:馬場孝介
つばきもとオープン第1戦「村川勇介CUP 」参戦してきました。
前日に大雨が降り、桟橋の繋ぎ目がズレてしまうほど水位上昇して上流部からは濁りが入ってきている状況。
当日は東側メインでインレットをランガンしていく予定で折木沢上流をメインエリアと考えていたのですが、スタートして上流に進むにつれて濁りが強くなり、思っていたよりも水色は回復しておらずまだ上流に行くタイミングではないと考えて途中にある「水揚場」というエリアにあるインレット周辺から釣りスタート!
昨日の雨でインレットから浮きゴミが流れてきていたので、その間を掻き分けながらトルキーストレート4.8インチカバーネコ、カラーは「チャートリュース」濁りにめっぽう強いカラーで600gを釣り1本目、今回の大会は2本戦なので幸先よく釣れはしましたが少し物足りないサイズ…
その後はもう1つのインレットに入っていた先行者がいなくなったので入り、インレットへSVSBノーシンカー、カラーは「サクラバグ」を流れにのせてドリフトさせるとラインが走り、何回かカバーに潜られましたが何とかキャッチ!この魚が850gとナイスキーパーでリミットメイク、更に1本目を釣ったインレットに入り直して今度は距離をとってインレットへスイムベイトを直撃させてスイミングさせるとモンドリバイト!!この魚がキッカーとなる1436gで600gと入れ替え、2本で2300g台と大幅にウェイトを伸ばす事が出来ました。
程よく時間経過したタイミングで上流部に進みましたがそれでも濁りは強くカフェオレ状態…
クランクで流していくと反応はありますが横の動きだとミスバイトも多く、サイズUPならず…
この水色でもアピール力が伝わるようにシルエットとトリプルテールで波動の強いトラクター3.8インチのリーダーレスDS、カラーは「ブラック」で流れのヨレを打って行くと連続バイト!数匹釣った後に明らかな入れ替えサイズを掛けるもファイト中に何故かフックオフ…最大のチャンスを棒にふってしまい意気消沈で終了となりました。
2本で2302g、ほぼ計測通りのウェイトで800g台を入れ替え出来なくて優勝は厳しいと思いましたが…
早い段階で釣れた1400g台の魚のおかげで優勝&ビッグフィッシュ賞をいただきました!!
試合の中で変化の激しい1日でしたがエリアに入るタイミング、ルアーのアピール力の強弱1つでもズレていれば優勝には届かなかったと思います、そういう意味では非常に勉強になる試合でした。
タックルデータ
スピニングロッド 68MH
スピニングリール 2500HG
ライン デッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×8 1.2号
フック N.S.Sフック1/0
ネイルシンカー1.8g
ワーム トルキーストレート4.8
スピニングロッド 64ML
スピニングリール 2000HG
ライン デッドオアアライブフィネスマスターPE×4 0.6号
フック フッキングマスターベイトフィネス#2
ワーム SVSB
ベイトロッド 70H
ベイトリール8:1:1
ライン アブソリュートMGフロロカーボン14ポンド
5gリーダーレスDSフック3/0
ワーム トラクター3.8インチ
2019年08月08日
H-1グランプリ亀山ダム参戦レポート:馬場孝介
だいぶ遅くなってしまいましたが5月25日に開催されたH-1グランプリ亀山戦の内容をレポートしたいと思います。
5月下旬ということで朝はまだ冷え込みが残り、日中になると気温は急上昇するという寒暖差の激しいタイミングであり、バスの状況も今年はスポーニングの進行が遅かったのでアフターからポストスポーンと色々な状態の魚が混在していてどの魚を狙うかで釣り方も変えていきました。
アフター系の魚は上流部に多く確認できましたが、朝はカレントを好んでおらず流れの当たらないインサイドや上流より少し下ったサンドバーに待機している状態で日が昇って水温の上がるタイミングで浮き始めるので、朝のサンドバーに待機している魚をクロールアップのクランキングで狙い、インサイドにいる魚にはレゼルブJr.の高速巻きでオイカワなどの稚魚を散らしてバスにフィーディングスイッチをいれさせてバイトに持ち込む事が出来ました。
ポストスポーンのバスで一定のエリアにロックしているような魚にはオーバーハングがあれば虫系ハードベイトルアーのチョウチンで狙い、岩盤エリアなどのオープンの場所では板オモリを貼った虫系ルアーのスローフォールでアプローチしていきました。このような感じでいくつかのパターンを掴んでいてあとは当日のプレッシャーと魚の浮き始めるタイミングにアジャスト出来るかどうかがキーになる感じでした。
そして本番、参加者なんと170名以上!!更に日曜日ということで人為的プレッシャーもMAX…こうなると朝一のフライト順がとても重要になるわけですがまさかの1~4番フライト中の3番でスタートダッシュは完全に出遅れる始末…
朝一向かったのは折木沢ボート店前に広がるサンドバーのシャローフラットでそのインサイドをレゼルブJr.で流しながら上流方面に流していき「砂淵」というエリアでインサイドでボイルが始まり、フルキャストで届く位置だったのでレゼルブJr.をボイルに直撃して高速巻きすると水面を割ってバイト!この魚が850gと幸先よく釣れ、更に流していき「太淵」というエリアのアウトサイドの岩盤を上流部でも特に水深のあるエリアなのでアピール力をあげるために他のハネモノルアーにチェンジして岩盤へキャスト、スローリトリーブでなるべくゆっくり誘っていくと岩盤から離れた沖の方でバイト!これが約650gと早い時間帯で2匹釣ることが出来たのでもう少し日が昇ってから入る予定だった通称「プール」というエリアの様子を見に行きましたが、フライト順の早かった他の選手で想像以上に混雑していたので断念して下る事にしました。
朝一に流し始めたサンドバーまで戻ってくると何匹かの見えバスが目視でき、その内の1匹は一定のエリアを回るように回遊していたので回遊ルートに合わせてシンキングチューンした虫系ハードベイトルアーをフォールさせて誘うと数回のミスバイトはありましたが3回目のバイトでフッキングに持ち込む事ができて600gを追加してリミットメイク!この時点でウェイトは2㎏前後、更なる入れ替えをするために人の多い「プール」を諦めてもうひとつの川筋である「猪ノ川」へエリア移動しました。
猪ノ川は意外と他の選手が入っておらず最上流部までプレッシャーはあまりかかっていませんでしたが、流れにさしている魚に数回チャンスはあったものの口を使わせる事が出来ず、時間だけが経ってしまい仕方なく下りながら流していくと猪ノ川下流の崩落に数匹のスクールを発見!ハング下に入った所で虫系ルアーをチョウチンして空中~水面直下で誘いのアクションを入れて1番ルアーに興味を示した所でルアーを水中に入れると躊躇なくバイト!この魚が800gで600gとの入れ替えに成功、帰着50分前の出来事でした。
最終ウェイトが3本で2290g、5位に入賞する事に出来ました!!
170名以上の人数で入賞出来て嬉しいですが、日頃亀山ダムをホームとして釣りをしているだけに悔しい結果でもあります、来年は優勝を狙って更に頑張りたいと思います!!
タックルデータ
・スピニングロッド 60ULX
・スピニングリール 2004 H
・ライン デッドオアアライブフィネスマスターPE×4 0.6号+フロロリーダー6ポンド
・レゼルブJr.
・リアフック ノガレスゼロフリクショントリプルフック#12(ショートバイト対策)
・スピニングロッド64ML
・スピニングリール2500H
・デッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×8 0.8号
・虫系ハードベイトルアー
・ベイトロッド610MH
・ベイトリール7:1:1
・デッドオアアライブ12ポンド
・ハネモノ系ルアー
2019年05月08日
房総チャプター開幕戦レポート:馬場孝介
皆さんこんにちは、今年もついに房総チャプターが始まり、開幕戦で4位に入賞する事が出来ました。今回はプラクティス~大会本番まで振り返ってみたいと思います。
今年の亀山ダムは本湖前工事の影響か、とにかく増減水が激しく、雨で満水になったと思えば1m近く減水したりが繰り返されてバスのポジションを掴むのが難しい状態が続きました。
1番安定して魚の反応があったのが「D-1 3.8インチ」を使用したヘビキャロで本湖のシャローフラット手前にあるブレイクをズル引き、水中のストラクチャーにスタックした所でステイさせてスローに誘うことでバイトを取ることができました。
川筋はワカサギの遡上によるフィーディングを意識したバスをヴィローラのジグヘッドのミドストで釣れていましたが朝と夕方の短い時間帯のワカサギ遡上によるフィーディングパターンなので本番で勝負するのは厳しく感じました。
最後はシャローにポジションを移りたいバスのコンタクトスポットになる水深のあるカバー、これに「トルキーストレート3.8」のPF「トラスター3.8」5gリーダーレスDSを使用して増減水が激しいこともあり、垂直岩盤に絡むカバーの反応が良かったです。
そして大会当日、なんと最後にプラした時より-1m減水していて明らかに状況が変わりましたが、朝一は予定通り本湖のシャローフラット「だんだん」と呼ばれるエリアを選択、ブレイク付近をプラから反応の良かった「D-1 3.8インチ」のヘビキャロでアプローチするも減水とプレッシャーの影響か反応はなく、あっという間に2時間経過…ここで本湖のパターンを諦めて移動
日も登ったのでカバー打ちにプランを変更して減水でより反応の良くなったと考えられる垂直岩盤+薄ゴミの絡んだカバーを打っていき、1匹目となる300gを「トルキーストレート3.8」のカバーネコで釣り、その後は「柿ノ木下」と呼ばれているエリアにある水深のあるカバーにホッグ系ワームのTXで打っていき立て続けに500g、400gを釣ってリミットメイク。
300gを入れ換えるためにランガンして大幅にエリアを変え、亀山ダムの東側へ移動「カラス宿」のアウトサイド垂直岩盤一帯を打っていき、垂直岩盤+レイダウンの複合したカバーへ「トルキーストレート3.8」PFのカバーネコをレイダウンに引っかけてシェイクしながらレンジを下げていくと水面から1mほどのレンジでバイト、PFだったので直ぐにレイダウンから魚を離してボート際まで寄せてネットイン、これが自分にとってのキッカーフィッシュになる1020g、プラ中にキロフィッシュは1本も釣れていなかったのでマジで嬉しかったです。
300gの入れ替えに成功して更なるウェイトアップを目指しましたがこれ以上の魚を釣る事が出来ず終了となりました。
3本で1970g
初戦でコケてしまうと年間優勝の可能性もなくなってしまうので開幕戦の入賞はとても嬉しく思います。今回のチャンスが活かせるように次戦も頑張ります。
タックルデータ
ロッド スピニングロッド 68MH
リール 2500番台 ハイギア
ライン デッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×8 1.2号
フック N.S.Sフック#1/0
シンカー ネイルシンカー1.8g
ワーム トルキーストレート3.8 インチ
ロッド ベイトロッド 70H
リール 8:1:1ハイギア
ライン デッドオアアライブ12ポンド+フロロリーダー10ポンド
フック ノガレスフッキングマスターリミテッドエディションヘビークラス#1/0
シンカー TXシンカー14g
ワーム D-1 3.8インチ
ロッド ベイトロッド610MH
リール 7:1:1 ハイギア
ライン デッドオアアライブ14ポンド
フック ノガレスフッキングマスターリミテッドエディションヘビークラス#3/0
シンカー TXシンカー5g
ワーム トラスター3.8インチ
2019年03月04日
厳寒期の房総リザーバーで冬修行その(2):馬場孝介
前回は亀山ダム中心の内容でしたが、今回は豊英ダムに釣行した時の内容をレポートしたいと思います。
約1年ぶりの豊英ダムですが、どうしてもハイシーズンになると大会などの理由から亀山ダム中心の釣行になってしまうため中々足を運ぶことの出来ない釣り場であり、オフシーズンに訪れる際はとても楽しみなフィールドです。
事前の情報として釣りにくる数日前にヘラブナの放流があったらしく、この放流で活性が高くなっている事を期待してシャローを中心に1日ランガンしました、まずは放流場所であるボート店周辺のカバーから探っていき、ちょっとした崩落場へ「ウイニングクロー3.6インチ 5gTX」を打ち込み、一旦ボトムまでフォールさせて枝に絡めながらシェイクで誘っていると「コン」と明確なアタリが出たのでフッキング
ウイニングクロー3.6 5gTX
低水温期でも確実にアピール出来るように爪のロックは外して動く幅を大きくしています。
冬にもかかわらず丸々としていて放流されたヘラブナを捕食しているのではと思います。
更にボート店横にある竹のレイダウンカバーへ日が昇ってレイダウンの中層にサスペンドしていると考えて「D-jig Cover3.3g+D-1 2.2インチ」のPFで竹にラインを引っかけてシェイクしながらレンジを刻んでいくと一瞬ラインテンションが消えたので、すかさずアワせると…
思っていた以上の魚体で何回かレイダウンに絡まりながらもランディングに成功
今年初の50UPいただきました~
レイダウンの中で掛けましたがこうした場所からでも強引に魚を引っ張り出すことが出来るのがPFの強みですね。
午後からは水温が上昇したので川筋方面に向かい魚探の反応を見ながら上流を目指します、魚探の映像ではヘラボールが確認出来たりと本湖に比べて生命反応も良く、そんな中で上流手前の垂直岩盤+薄ゴミカバーに「D-jig Cover3.3g+D-1 2.2インチ」でアプローチ
こっちのカバーも中層シェイクで最初は探り、一旦ボトムまで落とし込んでから再度中層で誘い直そうとリフトしている最中にバイトしてきました。
D-jig Cover3.3g+D-1 2.2インチ
ヘッドから2関節目をカット
断面でラバーを押し広げます。
今回D-jig Coverのトレーラーで使用したD-1 2.2インチですが、ヘッドから2関節目をカットして断面積を広くして、ラバーとトレーラーワームの触れる面積を広くし、ラバーを押し広げて強制的にフレアさせてアピール力UPを狙いました。
この後も上流部をランガンしましたが追加出来ずこの日は3本で終了、釣れた魚はどれもコンディションが良くて豊英ダムのポテンシャルの高さを実感することが出来ました。
もうすぐ本格的にシーズンインになります、今回の冬修行の成果が出せるように頑張りたいと思います、
タックルデータ
スピニングロッド 68MH
2500番台 ハイギア
デッドオアアライブウルトラパワーフィネスPE×8 1.2号
D-jig Cover 3.3g+D-1 2.2インチ
ベイトロッド 70H
ベイトリール ハイギア
ノガレス デッドオアアライブ14ポンド
オフセットフック3/0
TXシンカー5g
ウイニングクロー3.6インチ
2019年02月25日
厳寒期の房総リザーバーで冬修行その(1):馬場孝介
皆さんこんにちは、今年もDSTYLEフィールドスタッフとしてフィールドの最新情報を発信していきたいと思いますので宜しくお願いします。
雪も降りました…
さて、1月~2月にかけて地元の房総リザーバーで冬修行中です(笑)まずはホームの亀山ダムですが、今年に入って雨が少ないこともあって約1mくらいの減水状態が続いています。
オーバーハングの隙間分減水しています。
減水している分バンク際のストラクチャーが露出してしまっているため通常の水位でも厳しい冬のシャローですが更に反応が悪くなってしまっています。
ディープでは10~12m前後のレンジをメインに朝一のフィーディングタイムは若干レンジが浅い方に反応があり、日が昇るにつれてレンジが深い方に変わって行く感じで1日を通して釣れるレンジも変動していきます。
ディープの釣りをするときにメインに使用しているリグは「マイティストレート3.8インチDS」と「D-jig 0.9~1.3g」この2つのリグを主に使用しています。
使い分けはシューティングで狙う場合はフォールスピードの速いマイティストレートDSで魚探に反応があるポイントを直撃で狙い、枝ぶりの高い立木など根掛かりが多発しそうな場所はオフセットDSの利点を活かして適度にスタックさせたりして丁寧に誘います。
D-jigの場合はあえて軽量ウェイトを使うことで曇りや雨の日など魚がボトムから浮きやすくなるコンディションのときにスイミングアクションでアプローチして、枝ぶりの高くないオダなどの水中ストラクチャーにはオダをなぞるように絡ませながらじっくり誘いバイトを狙います。DSで流した所をスモラバで流し直すとバイトが出る場合もあるのでローテーションの1つに試してみて下さい。
早くも亀山ダムでは大会があり…
1月に行われた五十嵐誠プロ主催の「FlFTY STORM CUP」
大会の日に限って雨になってしまい、ボトムの反応が悪く、立木のトップの部分にマイティストレートDSを引っかけて誘い立木に浮いている魚を1本、さらにブレイク付近に浮いている魚をD-jig0.9g+シェイクシャッド3インチのスイミングで1本、帰着15分前でリミットメイクです(リミット2本)結果は5位で「マイティストレート」「D-jig」が活躍してくれました。
今年も大会やDSTYLE活動と忙しくなりそうですが気合いを入れて頑張りたいと思います。今年1年宜しくお願いします。
タックルデータ
60ULSスピニングロッド
2000番台スピニングリール
ノガレス デッドオアアライブ3ポンド
ノガレス フッキングマスターリミテッドエディション#2
DSシンカー2.7g
マイティストレート3.8インチ
62ULSスピニングロッド
2000番台スピニングリール
ノガレス デッドオアアライブ3ポンド
D-jig0.9~1.3g+シェイクシャッド3インチ
2018年12月25日
2018年を振り返って:馬場孝介
皆さん、こんにちは、今回は今年最後のレポートになるのでざっくりですが2018年を振り返ってみたいと思います。
2018年1発目のイベントはキープキャスト名古屋、とても集客力の高いイベントであり、各ブースでイベント限定カラーや限定品の販売が行われており、DSTYLEブースでもD-SPIKER、レゼルブの「スーパープリスポーン」カラーが販売されて大変賑わいました。
キープキャストで「マイティストレート」「クロールアップ」の展示が行われてこちらも凄い人集り、注目度の高さがすごかったです。
また各フィールドのスタッフが集まる場面でもあり、お互いの状況や意見交換の話が出来てとても貴重な時間となりました。
次のイベントは亀山ダムで開催された「青木大介×キャスティング岩槻インターカップ」
今年で4年目となりますが、今までで最多人数となる130名の方に参加いただき、「トキタボート」「松下ボート」2店舗の出船となりました。9月は季節の移り変わる時期でもあり、気難しいタイミングではありますが大勢の方がウェインしてくれました。
表彰式の後はじゃんけん大会や青木プロの釣りトークなど大盛況でした。
10月下旬になると一大イベント「バサーオールスタークラシック」
私は土曜1日だけの参加でしたが初日は朝から生憎の雨、それでもすごい人集りでイベントの人気ぶりは健在、終止ブース周りの手伝いとなってしまいましたが色々な方に声を掛けていただき、忙しくも楽しい1日でした、声を掛けてくださった方、朝早くより応援に駆け付けてくれた皆様ありがとうございました。
さて試合の方はとゆうと今年は去年と同様に房総チャプターと新たに南千葉チャプターに参戦しました。
房総チャプターの目標はもちろん2連覇であり、南千葉チャプターは経験値の少ないフィールドですが一つでも多く順位を上げて上位を目指す、これらを意識してシーズン戦を行いましたが、結果を言うと両チャプターともに年間4位…大きく転ばなかったのが唯一の救いですが、あと一歩が絞り出せなかった忍耐の1年でした。
ただ修正する所は明確に見えているので今年の失敗を教訓にして2019年は更なる飛躍した1年にしたいと思います。
2018年12月20日
初冬の亀山ダム釣果レポート:馬場孝介
ここ最近は暖かい日が続いていましたが、12月の中旬にもなると冷え込みも増してきて徐々に釣果の厳しい時期になってきました、バスもディープの釣果が数、サイズ共に安定してきています。
ディープクランクや…
マイティストレートなど
最近のマイブームとして、マイティストレートを使用したネコリグ、DSが好釣果で気難しい冬のバスに難なく口を使わせています。ネコリグはガード付きマスバリを使用して水中の沈み物に積極的に絡めてバイトチャンスを狙い、DSもガード付きマスバリを使用したワッキー掛けのDSで2.5~3.5gの少しだけ重いシンカーを使用してフォール中のワッキー掛け特有のウォブルでバスに気づかせてバイトさせる感じです、喰わせでナチュラルに誘うならネコリグ、リアクションぎみに誘うならDSという感じで狙い方は違いますが2つのリグで共通しているのがワッキー掛けにする事で水押しを強くすること、ディープの魚にルアーを気づいてもらうためにも水押しを強く、またワームのシルエットをはっきりさせるためにブラックを多用しています。
シャローの場合になるとサイズアップを狙うならもちろんアリなんですが、今年は水温が高いためか例年ならディープに落ちていそうなサイズもカバーで釣れていて苦労して釣れたのにサイズが…なんてことも(汗)それでも冷え込みが増してくればデカい魚を狙って釣れるようになります。カバーではD-jig Cover+D-1 2.2インチの黄金コンビでカバーの密度によってウェイトを使い分けてカバーが薄ければ1.8~2.3gをメイン、密度が濃ければ3.3~3.8gを選んでカバーを貫通しなければD-1 2.2インチに0.9g前後のネイルシンカーを入れてウェイトを稼ぎます。
水温が下がりきる前の今が釣り納めフィッシュを狙うチャンスです、ディープorシャロー好きな釣り方で年内ラストフィッシュを狙ってみて下さい。
タックルデータ
60ULSスピニングロッド
2500番台スピニングリール
デッドオアアライブ3ポンド
ノガレス モスキート ヘビーガード #2
0.9gネイルシンカー
2.5~3.5g DSシンカー
マイティストレート
66MLスピニングロッド
2500番台スピニングハイギア
ノガレス デッドオアアライブ フィネスマスターPE×8 1.2号
D-jig Cover1.8~2.3g+D-1 2.2インチ
68MHスピニングロッド
2500番台スピニングハイギア
ノガレスデッドオアアライブフィネスマスターPE×8 1.2号
D-jig Cover3.3g~3.8g+D-1 2.2インチ
2018年12月17日
SINZANKAI最終戦参戦レポート:馬場孝介
今回は「SINZANKAI ノリーズ カップ」に参戦した模様を紹介したいと思います。
まず「SINZANKAI」とは、と思われる方もいると思うので簡単ですが紹介すると私が亀山ダムに通い込むよりもずっと前から発足されている歴史あるチーム、クラブの集合体で主に房総フィールドである「亀山ダム」「高滝ダム」「片倉ダム」の3つを異なる季節に試合をして、それぞれ湖の試合結果合計ポイントで年間優勝決めるとゆう流れです。
今回最終戦は亀山ダム上流に位置する片倉ダムの試合ですが、片倉ダムの特徴として、とにかく立木といったストラクチャーの多いフィールドで近年ではウィードも生え始めて立木+ウィードと豪華な複合カバーも増えてきている魅力的なフィールドです。
プラではD-1 3.8インチ5gヘビダンをウィードに絡めてシェイク、またウィードのエッジにクロールアップをかすめて巻いているとバイトは取れていたのですが釣れるのは300~400g…11月ということもあり、この湖のメインベイトである稚ギルやエビがウィードの生えているレンジより下のレンジに下がってしまったようでウィードにベイトはついておらず、そこまでポテンシャルは高くありませんでした。また下流域はターンオーバーがひどく反応はイマイチ…
上流域は水質が良くて特に水温の境目周辺がオイカワといったベイトを目視出来ての反応が良く、1番ポテンシャルの高さを感じることが出来たのが上流エリアでした。
そして本番、プラで感触を得ていた上流域をメインエリアに考えていたのですが出船は下流域のボート屋さんからだったのでモーニングバイトを逃さないため、インレットが絡んでいる水質の良さそうなエリアからスタート、インレット付近のカバーへ「D-jigCover 3.3g+D-1 2.2インチ」を中層シェイクで誘うと直ぐにバイトが出てこれが350g
小さいながら幸先良いスタート、2本戦なのであまり時間をかけずにランガンしてウィードエリアを一応チェックするも無反応、更に移動して中流域のカバーで「D-jig Cove3.3g+D-1 2.2インチ」で450gを追加してリミットメイク、更なるウェイトアップを目指して本命エリアの上流域へ移動
上流エリアは水温が上がるタイミングがキーになるので水温上昇のタイミングでベイトが上ずった所でトルキーストレート3.8インチ1.3gのカバーネコをカバーに絡めて水面直下をシェイク、トルキーストレートのカラーはよりベイトフィッシュ意識した「ホロスパークシャッド」
このカラーがハマり700g、500gを立て続けに追加して入れ替えに成功、更に1時間後に700gを同リグで釣ってウェイトを1400g台まで伸ばすこと出来ました。
2本で1410g
この日は中々厳しかったようで僅差ながら優勝することが出来ました。参戦9年目にして初優勝…ホント嬉しいです。
年間成績も今回の優勝で逃げ切ることが出来き年間優勝を獲得、今年で「SINZANKAI」シングル戦も終了という事なので最後に年間優勝出来てとても嬉しく思います。長年運営してくださったスタッフの皆様ありがとうございました。
タックルデータ
66MH スピニング ロッド
2500番台 ハイギア
ノガレス デッド オアアライブウルトラパワーフィネスPE×8
D-jigCover3.3g+D-1 2.2インチ
N.S.Sフック 1/0
ネイルシンカー1.3g
トルキーストレート3.8
2018年11月29日
坂巻農園カップ参戦レポート:馬場孝介
今回は新利根川で開催された「坂巻農園カップ」に初めて参戦させてもらった際の大会の様子を紹介したいと思います。
今回が最終戦でしたがが参加人数は65名と最多人数だったようで、考えていた釣りのプランとしては最初に川へ入り地形変化や沈み物でリミットを揃えてからキッカーをスノヤワラで狙う予定でした。しかしこの日は「アメリカンドリーム」という別の大会も開催されていたのでそうなると時間が経つにつれてスノヤワラはバスボートの往来が多くなってプレッシャーがかかってしまうのではないかと思い、急遽予定を変更して朝一からスノヤワラを選択。
スノヤワラの水質はあまり良くなく、更に朝は冷え込んだのでなるべく水質と冷え込みがブロック出来るカバー、アシに倒れた倒木やベジテーションカバーなど複合したカバーを重点的に狙っていき、妙義水道入口の橋の下のカバーで一匹目の1120gをウイニングクロー3.6インチ5gTXでいきなりのキッカーサイズ~
その後は妙義水道両側のアシや真珠棚を丁寧に探っていくもバイトはなく2時間近くノーバイト…更にバスボートも頻繁に出入りするようになり、プレッシャーが高くなった所で川筋へ移動を決断。
水門をくぐり、川筋に入るとこちらも中々の人で入れる所がなく、何ヵ所かランガンした後に川に入って2つ目の橋周辺の沈み物へD-1 3.8インチの5gヘビダンでアプローチ、スタックしないようにリフト&フォールを数回させて着底した所でコッと明確なバイトが出たので合わせるとこれが2匹目の500g、残り時間も少なかったのでこのポイントで粘るも追加することは出来ず、2匹で終了~
2本で1620g、せめてリミットメイクしたかったと凹んでいると…
全体的に厳しかったようで4位に入賞することが出来ました。
大会後は当選会や坂巻農園さまより新鮮な野菜をいただけたりと大変盛り上がり楽しい大会でした、また機会があれば参加させていただきたいと思います、大会に参加された皆様、運営スタッフの皆様お疲れ様でした~
タックルデータ
ロッド Deez 610MH
リール レボMGX
ライン デッドオア アライブ14ポンド
フック FPP オフセット 3/0
シンカー 5g TXシンカー
ワーム ウイニングクロー3.6インチ
ロッド Deez 67 L
リール レボ LTX
ライン デッドオア アライブ 7ポンド
フック ノガレス フッキングマスター リミテッドエディション 1/0
シンカー 5g DSシンカー
ワーム D-1 3.8インチ
2018年11月22日
ターンオーバーの亀山ダム、釣果レポート:馬場孝介
日々冷え込みも増してきて亀山ダムも紅葉が色づき始めてきましたが、この時期になるとターンオーバーの影響が色々なフィールドで聞かれるようになります。亀山ダムも例年以上にターンオーバーがひどく厳しい状態が続いています。
ほとんどのエリアがブクブク…
秋になるとバスも個々のレンジに分散して1エリアの魚の密度が薄くなるわけですが、更にターンオーバーしてしまうとミドル~ディープの水質が悪くなり、これらのレンジいたバスも口を使ってくれないタフな状況になってしまいます。今の時期に鯉が表層を泳いでいるような場所はターンオーバーがひどく表層の水質しか良くない証拠です。
ターンオーバーした時私の場合はとにかくシャローをやりきることに鉄則して1~2m前後の水質に層のないシャローフラットなどを「クロールアップ」で広く探ることでミドルレンジでタフっている魚に口を使わせるよりは効率よく釣りを展開出来ます。この時期のリザーバーだとディープクランクが注目されがちですがまだまだシャロークランクが有効なシチュエーションはあります。
カバーの釣りではバンク際ギリギリのシャローを狙い、更にオーバーハングなど冷え込みを遮断してくれる要素が絡んでいるカバーを「ウイニングクロー」「トルキーストレート」「D-jig カバー」で重点的に探っていきます。
この時期特にオススメなのが表層の釣りでターンオーバーで水質が悪くなると表層にベイトが集まり、岬や川筋でフィーディングが起こります。さすがに日中は厳しいですがローライトな日や朝夕に盛んにボイルするのを目撃するので、こういった魚を「ヴィローラ」のノーシンカー、ジグヘッドのミドストで狙い、ノーシンカーではi字引き~トゥイッチでアプローチしてジグヘッドでは0.9g~1.3gと軽めのジグヘッドで目視出来るギリギリのレンジをミドストして狙います。ワームの下から急に湧いてきてバイトしてきたり非常に楽しい釣りです。
またこの時期恒例のニジマス放流もされるのでデカい魚ほど表層を意識していることが多いので思わぬ所でデカバスがバイトしてきたりするのでご注意を。
難しい時期ですが、何か1つに釣り方を絞る方が答えが出やすいので思い思いの釣り方で秋を楽しんで下さい。
タックルデータ
ロッド ワイルドサイド WSC-G62L
リール リベルトピクシー
ライン デッドオア アライブ 10ポンド
ルアー クロールアップ
ロッド Deez 610MH
リール レボMGX
ライン デッドオア アライブ 14ポンド
フック FPP オフセット 3/0
シンカー 5g TXシンカー
ワーム ウイニングクロー
ロッド ストゥディオス 60ULS Ⅱ
リール イグニス2500H
ライン デッドオア アライブ 3ポンド
フック ノガレス フッキング マスターネコリグオフセット2/0
ノガレス フッキングマスター ゲンテン0.9~1.2g
ワーム ヴィローラ