マスターズ最終戦を振り返り

JBマスターズシリーズ最終戦は長野県、野尻湖での開催。

今回も試合前週の7日間をプリプラクティスに充てた。
二年ぶりの野尻湖はスモールとライトタックルを用いたフィネスな釣りにうきうきし楽しみにしていた。

【プラクティス】
初日は全湖を周り今の状況と地形をざっくり見て、要所でリグを投入していった。

魚探掛けと釣り込んでいった二日目以降は、日替わりだがナイスコンディションのスモールを連発することができた。


さく2-1

さく2-2

ターンオーバーの影響で水質が悪くワカサギはフラットエリアにあまり入っていない様子で、はるか沖にいるように感じた。
またワカサギを補食している個体は予測できないエリアでボイルしていたため、ワカサギにつく魚ではなく、ゴリやエビ等のボトムを意識した個体を狙っていった。

 

さく2-3
プラクティスで見出だしたのはバンクエリアでのトルキーストレート3,8を頭部分だけにカットしたものとイモ系を具としたキャロライナリグ。特に岬状のバンクでウッド系のストラクチャーよりもゴロタなどのハードボトムでの反応が好調だった。

さく2-4
プリプラクティスを終え前日プラクティスでは状況変化の確認作業。水温低下もなく水質の変化も感じられなかったのと、プリプラクティスでの釣り方で魚を触れたため明日の試合はバンク勝負と決めた。

【試合当日】
1日目はプラクティスの時にはなかった北風が朝から吹いた。北風が吹くと好調であろうと予測していたフラットエリアが気になったがフライト順も後ろの方だったため船団を避けバンクエリアへと向かった。

岬状にあるゴロタが沈むピンスポットで、はやい段階にグッドコンディションのスモールをキャッチした。そのピンではプラクティスの時も良型を釣ることができていたため入ることができたら釣る自信があった。
岬のバンクで居着きの個体より回遊系がメインなのだがそのピンにはサイズが良い個体が居着く。
その後は回遊する個体を狙ってアプローチしていったが、各バンクに選手がいるプレッシャーのためかバイトを得ることができず帰着となった。帰着すると半数がノーフィッシュと言う厳しい状況だったが明日は揃える!と自分に言い聞かせた。

 

さく2-5 ​
二日目はフライトがはやく朝一にバンクエリアに入ったが反応がなかったため、北風が強くなるタイミングでフラットエリアをチェックしに行くがバイトがない。タイミングを見て何度もバンクに入り直し、終了三十分前にあのバンクのピンスポットで何とか釣ることができた。
結果は満足できるような成績ではなかったが強い気持ちと諦めずに集中できたことは今後に繋がる試合となったと思う。

今大会で使用したトルキーストレートのイモ仕様は扁平になっている部分を下向きにセットする。こうすることでフォール時にゆらゆらと姿勢を崩さずにフォールする。毛を刺したのはショートバイト対策よりも、石からパンっと外したときにバイトが多かったので、外れた時の移動距離を少なくするため。試合の時は毛有りと毛なしの両方をローテーションして使用した。

さく2-6

タックル
・ロッド 64Lスピニングロッド
・リール 2500番スピニングリール
・ルアー トルキーストレート3,8インチ頭 3,52,7gキャロライナリグ
・ライン FCスナイパー2,5lb リーダーVハード0,8号(サンライン)
・フック DAS#4(FINA)