2022年11月26日
秋の水面炸裂!ヴィローラ4インチのネイルリグ:小林洋地
こんにちは
DSTYLEスタッフの小林です。
今回は自分のホームフィールド大江川や霞水系で最近ハマっているヴィローラ4インチのネイルリグをご紹介します。

ヴィローラシリーズといえばリアルなシルエットや微波動テールで繊細に誘い、ノーシンカーのI字引きやミドスト、ホバストなどのリグで使うのが一般的な使用法。
しかし、今回ご紹介したいネイルリグはそれとは全く逆の使い方です。

このリグのセッティングは上記画像のようにオフセットフックにワームストッパーを付けて、フックのシャンクの間にネイルシンカーを入れるだけ。
この時に入れるシンカーのウエイトは1.3gが2個とかなり重めを基準としています。
これをI字引きするのではなく、水面から飛び出すぐらいの高速でトウィッチするのがこのネイルリグの最大のポイント。
ゆっくり動かして食わせるのでなく、早いスピードで水面を逃げ惑いながら泳ぐベイトをイメージして一般的なリグでは反応しないようなバスを強制的にリアクションバイトさせる事が出来ます。

この高速トウィッチアクションでイメージしているのは大江川や霞水系でも数も多く生息していて、秋のメインベイトとなっているいなっこ。
いなっこは春の時期は産まれたてで1インチほどの稚魚ですが、夏を越えて秋になると7〜10cm程度に成長して群れを形成して回遊します。
秋が深まり、スジエビやテナガエビが少なくなるとバスの捕食傾向がそのサイズのいなっこにシフトしていきます。
ヴィローラ4インチがそのいなっこに丁度マッチするサイズ感なので10月〜11月の秋シーズンにはかなりの好反応が得られます。

やや特殊な方法ですが、このリグを使うと水面で強烈なバイトをするバスが見られてとてもエキサイティングな釣りなので是非お試し下さい!
2022年09月22日
マイティーストレートのテナガエビパターン!:小林洋地
夏場に入り暑い日が続いている大江川。
前回のレポートではレゼルブjrのいなっこパターンをご紹介しましたが、水温が上がってくるとともにバスの食性も少しづつ変化していきます。
高水温で動きにくくなったバスは朝夕のフィーデングタイム以外は、早い動きのルアーに対して反応が悪くなっていくことがほとんどです。
そして例年、梅雨明け以降はいなっこの代わりに大江川で多く生息するテナガエビを捕食するバスの割合が増えていきます。
いわゆるエビパターンというとホッグ系ワームやポッパーなどが思い浮かびますが、自分がこの時期の大江川でよく使用するのはマイティーストレートのダウンショットやネコリグ。

その理由として、テナガエビは他のエビと違って特徴的な長い鋏脚があり、その全体が細長いシルエットにマイティーストレートの3.8&4.3がマッチする為にバイトを誘発しやすいのです。
さらにマイティーストレート特有の食わせに特化したボディシェイプだからこそ、多くのアングラーにプレッシャーを与えられた大江川バスも口を使ってくれるのだと思います。

(マイティーで釣ったバスから出てきたテナガエビの鋏脚)
使い方としてはどちらもちょい沖のブレイクやハードボトム、水通しの良い杭周りなどをボトムまで落としてシェイクしながらズル引きするイメージ。
ダウンショットとネコリグの使い分けは障害物が多く根がかりしやすい杭周りなどの場所はダウンショット、根がかりが少ない沖の地形変化はフッキング率を優先してネコリグを選択します。


テナガエビ食いのバスは回遊して居場所が日々変わるいなっこ食いのバスと違って、居るエリアが短いスパンで変わりにくいという特徴があるのでエリアと釣り方が合うと短時間で連発するチャンスもあります。
大江川のテナガエビパターンは春〜晩秋まで使えるパターンですが、なかなか釣れない夏の高水温期にこそ輝くので是非お試し下さい!
2022年07月27日
レゼルブjrで水面炸裂:小林洋地
5月になりアフター系のバスが増え初めてから全国的にレゼルブシリーズが効果的なトップウォーターの季節に入りました。
特に自分のホームフィールドである大江川にてハマっていたのはレゼルブjrの高速巻きと水面シェイクです。

この釣りは2年ほど前から大江川でかなり効いていた釣りなのですが、釣り込んでいくうちに様々な使い分けを見つける事ができました。
まず高速巻きは朝夕のフィーディングタイムやローライトな天候でバスが浮いている状態の時に使用します。
主に水面を泳いでいるいなっこ(ボラの稚魚)を捕食しているバスに対して護岸際やカバー際などを早いスピードで通すことでリアクションバイトを取っていくように使用。
イメージとしては小魚に近いシルエットの小さいバズベイトとして巻いていくと、スイッチが入ったバスが激しくバイトしてくれます。

エリアを早くサーチ出来るのが高速巻きですが、ピンスポットをゆっくりした動きで攻めるのが水面シェイク。
水面シェイクは日が高くなり日陰に入ったバスや杭などの縦ストにサスペンドしているバスを、水面で波紋を細かく立てることで浮かせて食わせる使い方です。
イメージするのは水面に落ちた羽虫や弱った小魚がもがいてるところを演出してバスを誘い出します。

レゼルブjrでメインに使用するロッドはブルートレックDBTS61UL+-S。
その理由は高速巻きの際にはティップが入ってくれるので魚を乗せる事が出来て、元々はライトリグ用のロッドなので水面シェイクの際にもシェイクがしやすいのでどちらの釣り方にもマッチしてくれます。
さらに6ft1inという長さで陸っぱりでも取り回しがよく、オーバーハングや岸際にも精度良くキャストすることが可能。
この釣り方は大江川以外に霞水系や入鹿池でも効果的で、マッディシャローからクリアウォーターのリザーバーまで様々なフィールドに対応出来ます。
レゼルブjrを是非皆さまのホームフィールドでお試しください!


2022年05月11日
春爆にトルキーストレート!:小林洋地
4月になり暖かくなってビッグバスが動き始めた大江川。
2022年は厳冬期の影響により昨年に比べてやや遅めの進行となっています。
今回はこの時期に特別な爆発力を持ったテクニックの一つ、トルキーストレート3.8や4.8を使ったカバーネコリグのご紹介。
この釣りはプリスポーンバスがシャローに入るタイミングで一時的に留まるブッシュカバーをパワーフィネススタイルで攻略するものです。

大江川には岸際に画像の様なレイダウンが点在しており、産卵を控えたバスがこの様なスポットへ入る4月前半から5月後半までのタイミングで効果的です。
ブッシュのど真ん中へアプローチする為、2号程度の太いPEラインを使ったパワーフィネスは必須。
その中でもトルキーストレートのカバーネコは最盛期には40アップが複数匹連発する程の破壊力があります。

数あるストレートワームの中でもトルキーストレートを使う理由は素材の柔らかさと絶妙なボディ形状。
この2つの要素によりワームの2点が固定されてしまうカバーネコ用のフックを使用しても、しっかりとバスを誘えるアクションを出してくれます。
ちなみにパワーフィネスといえばスモラバのイメージが強いですが、大江川では使うアングラーが多すぎるせいか個人的にはあまり強力なパターンになるイメージがありません。

そしてもう一つのポイントはパワーフィネス専用ロッドであるブルートレックDBTS-68H-S-PFを使うこと。
大江川のレイダウンはリザーバーにあるレイダウンの様に密度が高く水面からボトムまで水に浸かっているタイプは少なく、ほとんどが水面から下に数センチ浸かっている程度。
その為にバスが浮いてきてカバー直下でバイトした後反転してダッシュで戻っていく様な行動をとる場合が多く、ティップまで硬い通常のパワーフィネスロッドだとその様なバイトを弾いてしまうケースが頻繁にあります。
それに比べてDBTS-68H-S-PFは太めのソリッドティップを使用しているので、バイトした瞬間にはティップがやや曲ってくれてフッキングミスをする可能性を大きく減らしてくれます。
ティップが曲がる分バットはかなり太く強力で、大江川の50アップクラスにも安心して対応可能なので発売以来パワーフィネスには欠かせないロッドです。

最盛期は春ですがトルキーストレートのカバーネコは通年使えるテクニックですので、ぜひ一度使ってみて下さい!
2022年02月26日
難しい冬の大江川レポート!:小林洋地
こんにちは!フィールドスタッフの小林です。
2021年12月後半から大雪が降り、今シーズンは大江川周辺もかなり雪が多い冬となっています。

水温もかなり冷たく、バスも低活性で釣果もなかなか遠いのが厳冬期の大江川です。
そんな状況でも釣果を出してくれているのがD2HOGのベビーダウンショット!

使い方としてはベイトフィネスタックルでカバーや杭などを撃っていくのですが、冬特有の使い方のポイントが2つあります。
まず1つ目はシェイクではなく小さくシャくるようにリフト&フォールでアクションすること。


冬はバスも食い気が少ないですが、リアクション的な素早い動きには反応しやすいです。
その為にダウンショットのリーダーは10cm以下と短めで5〜7gのシンカーで早い動きが出やすいセッティングにしています。
2つ目はカラーの選択。
大江川は元々が濁っているフィールドですが、天候などの影響で水質が変化しやすいという特徴があります。
カラーが合っていないとショートバイトの原因になり、貴重な一本を取り逃す要因になってしまいます。
その為、水質に合わせてカラーローテーションはとても重要。

具体的にはオレンジシュリンプやミミ/ナイトクローラーをメインとして普段より濁ったらバブルミミズやブラック、逆にクリアアップした時はシナモンブルーフレークなどに変えて水中でのインパクトを調整するようにしています。
難しい冬の時期だからこそD2HOGを駆使して記憶に残る一本を狙いましょう!!

