DSTYLE

REPORTレポート

小林洋地

氏名: 小林 洋地(コバヤシ ヨウジ)
ニックネーム: コバ
生年月日: 1988年10月30日
出身:愛知県 居住地:岐阜県
身長: 168cm
メインフィールド: 大江川 入鹿池
得意なスタイル: 水面系
釣り以外の趣味: DIY
自分の性格: 自由奔放
ライバル: 今そこにいる魚
一言:岐阜県海津市在住の小林です!大江川や入鹿池をメインに様々な情報を発信していきますのでよろしくお願いします!

■Twitter
@yo_jikoba

■Instagram
@koba_765346

<主な大会成績>
2018年 チャプター愛知第2戦 優勝
2020年 JB入鹿池第第1戦 優勝
2020年 JB入鹿池第4戦 3位
2021年   JB TOP50参戦

今年は大江川がある岐阜県も35〜40℃近い猛暑が続いた厳しい気温の夏でした。

ただ、定期的に雨が降り川の水が入れ替わったせいか、アオコの発生などの水質が悪化することも少なかったように思います。

そんな状況の中でも大江川のバスも元気に活動していました。

 

 

2024年の夏シーズンで特に活躍してくれたのが、今年発売となったデュラビティシリーズの「ムシエモン」

塩とフォーミュラが配合可能になった新型エラストマー素材で、そのマテリアルを活かしたムシエモンの吊るしと水面ドックウォークで多くのバスを釣ることが出来ました!

この釣りをするエリアのキーワードは「カレント」「岸沿いのカバー」「虫、カエルなどエサ」これらの条件がリンクするところは短時間でグッドサイズが連発する程の破壊力

 

使い方としては影が出来やすい岸で水面ドックウォーク、またはカバーがある場合は吊るして提灯するだけ

 

 

夏場はバスがショートバイトになりがちですが、デュラビティシリーズ特有の柔らかさとボディに深く入ったスリットのおかげでフッキング率もかなり高いです

ムシエモンはフックセットに少しコツがあり、それはフックアイをしっかりボディに埋めること

 

 

フックアイをボディに埋めることでフックがズレにくく、カバーにスタックした後も変わらずにアクションし続けられるのでバイトチャンスが増えます

特殊な素材ですので通常のワームと少しセッティングが違いますが、マテリアルの差を活かして是非デュラビティシリーズで楽しんでみて下さい!

 

梅雨に入り雨が多くなってきた大江川

産卵から回復してアフタースポーニングのバスが増えてどんどん活性が上がってきました

この時期の大江川で食べられているベイトは6月以降増えてくるテナガエビ、スジエビなどのエビ系と水面近くにいるカエルや虫などのベイトを好んで捕食しています

エビ系をメインに捕食しているバスに対して特に効果的なのがエビソン

 

 

岸沿いの杭や冠水ブッシュ周りに入れて水面直下でトウィッチ&ポーズを繰り返すと、一気にスイッチが入ったバスがバイトしてきます

この時期は0.3gほどのシンカーでスローフローティングぐらいに調整するのがベスト

去年からかなり梅雨時期にてハマっている釣り方で、エビソンだけで1日に二桁釣果を叩き出すこともあるほどのルアーパワーを持っています

 

 

こちらは朝夕のフィーディングタイムや曇りなどのローライトコンディションでエビ系が動き出すタイミングでオススメな釣り方になります

 

それとは逆に晴れの日などのハイライトコンディションはバスがオーバーハングなどの日影に集まりやすくなります

そんな時には水面に落ちたカエルや虫を模したムシエモンの提灯や水面ドッグウォークで誘っていくのが有効

 

 

ハイライトコンディションではバスもややニュートラルな状態でバイトも浅くなりがちですが、ムシエモンはデュラビティシリーズ特有の素材の柔らかさとボディに深く入ったスリットのおかげでフッキング率が高いのが大きな利点

 

 

吊るしなどのカバーの奥でも食いが浅いやや小型のバスでもしっかりキャッチ出来るのが嬉しいところですね

エビパターンとムシ、カエルパターンはアフターからアーリーサマーまで幅広く有効な釣り方ですので、エビソンとムシエモンでエキサイティングな表層、水面直下のバイトを楽しんでみて下さい!

 

暖冬になった2024年の冬を越えて大江川にも春がやってきました。
とはいえ例年より暖かった2月に比べて、3月は冷え込む日が多かった印象です。

そんな天候が春バスを迷わせたようで3月のスポーニングは遅れ、4月に入ってからようやく釣れ始めてきました。

そうなればこの時期の大江川で定番となっているトルキーストレート4.8のカバーネコの出番!

 

 

この釣り方は春の大江川で毎年かなりの釣果をもたらしてくれていますが、意外と使い方が分からないという方がいるのでこの場を借りて詳しく解説します。

と言っても釣り方はとても簡単で岸際の杭やオーバーハングなどの障害物周りに吊るしてシェイクするだけ。

 

 

動かし方のコツとしては水面下のワームが見えないぐらいの位置で強くシェイクして、あまり深く沈めないことです。

通常のパワーフィネスのようにシェイクしながら落としていくというより、バスの目線より上で誘って下から突き上げるようにバイトさせるイメージ。

 

 

そして1キャストではあまり長くシェイクで粘らずに、すぐにピックアップしてどんどんと違うスポットにキャストを繰り返していきます。

入れるスポットが少しズレるだけでバスが口を使ったりするので一つのストラクチャーにたいして細かく入れていくのがポイント。

そしてバイトがあったらしっかりフッキングして一気にカバーから抜くロッドパワーが重要です。

その為に自分はパワーフィネス専用ロッドであるブルートレックDBTS-68H-S-PFを使用しています。

 

 

強靭なバッドパワーとロッドと1.5号以上のPEラインなら50オーバーのビッグバスでも余裕を持ってキャッチできます!

カバーに潜む春のビッグバスを狙う方の参考になれば幸いです!

 

暖冬だった今シーズンの冬も1月に入り一気に本格的な寒波が訪れて寒さが増してきました。

昨年12月にDSTYLE公式YouTubeチャンネルで公開したD2HOGヘビダン特集の動画を見た方々が、今冬の大江川で使ってくれているようで真冬の厳しい状況にも関わらずたくさんの釣果報告がありました。

 

 

D2HOGが発売された当初からやっていた釣りを公開した結果、皆さんに楽しんで頂けたことが大変嬉しく思います。

今年の大江川は減水気味の水位だったのでエリアも限られてはいましたが、それでもコンスタントに釣果が出ていた印象でまだまだD2HOGヘビダンの威力は健在だなと感じています。

 

さて2024年は新年から奈良県は津風呂湖で出船。

例年の1月ならディープに沈んでいる個体がほとんどですが、今年は暖冬の影響なのかディープからミドルレンジにまで散っている印象でした。

ここ数年の津風呂湖は冬でも多くのアングラーが訪れてハイプレッシャー化が進んでいる上に、ディープに固執しなくなるのは冬の中でもかなり難易度が高いタイミング。

そんな冬の津風呂湖で自分がメインに使用したのはDSカマー2.5のダウンショット。

 

 

DSカマー特有のテールが強く水を動かしてくれるので、サイズは小さいながらアピール力がある為バスが散っている状況でも有効です。

そのおかげで真冬の痺れるようなグッドサイズを獲ることが出来ました!!

 

 

シンプルながらタフな季節でも効果抜群なDSカマーのダウンショット。

是非皆さんのフィールドで試してみてください!

 

夏の暑さも落ち着いて秋パターンに入ってくる9月〜10月の大江川。

今年はいなっこ(ボラの稚魚)の群れがやや少なく、エビやゴリなどの底生生物を狙って捕食している個体が多い様子。

今回はそんな時に有効な釣り方を紹介します!

それはトラスター3.8+バウヘッド7gの万能リグ。

 

 

秋はバスにとって適水温になり、シャローからディープエリアまで広範囲に散る時期でもあります。

そんなタイミングで必要なのは適度な集魚力とシチュエーションを選ばない万能さ

バスが適水温で散っている状況とはスポットに対してバスの密度が薄いということですが、裏を返せばルアーのアピールに対してバスの方から反応して動きやすいということでもあります。

トラスター3.8は特有の扁平ボディと大きな1対のパドルで大きく水を動かすので、距離感の遠い秋のバスにもしっかりと届くアピールをしてくれます。

 

 

さらにこのリグはスナッグレス性と操作性が両方高いのでカバー入れても、沖でボトムをとってもストレス無く使用することが可能。

オカッパリの場合、タックル1本リグ1つでシャローのカバー撃ちから沖のブレイクでのボトムズル引き、さらにジグスト風の中層スイミングまで使えるのでカバーから中層、ボトムと幅広い状況に対応できて隙がありません。

そのおかげでどんな状況でも使い勝手よく、コロコロとバスが入れ替わる秋特有の状況にも対応してくれます。

ちなみにこのリグの時はブルートレック610MH−2というコチラも万能系ロッドを使用しています。

 

 

カバーでも使えるパワフルさがありながら、素直なテーパーなのでこのリグと同じで状況を選ばず安心して使用できます。

通年釣れる方法ではありますが、秋は特に有効なので是非お試しください!

今年の6月発売となったニュールアーの「エビソン」

エビシルエットのエラストマー製ルアーという独特のコンセプトを持つルアーですが、発売以来大江川や霞水系のエビパターンで炸裂しています。

自分のホームフィールドである大江川では梅雨前の時期になるとテナガエビが多く発生します。

 

 

そのタイミングでエビを捕食し始めるバスが増えてくるのですが、そんな個体にエビソン特有のアクションがバッチリハマります。

そんなエビソンの大きな特徴は水面直下での逃走アクションとスティアクション。

トウィッチした時にがくの字になりながら素早く逃げるような動きと、アームが立ちながら浮き上がり水面下にステイさせられるこの2種類はエビソンにしか出せないものです。

7月に行われた陸王オープン予選では大江川にてエビソンをメインの使用して、2日間で30本以上をキャッチ!

 

 

さらに8月の霞水系オカッパリでも短時間ながら45、35cmを連続キャッチ!!

 

 

ちなみにエビソンにオススメのロッドはブルートレックDBTS-61L。

個人的にトウィッチアクションのキレを出す為にティップが硬めで、カバーの中で掛けることも多いのでバットにも強さがあるモデルを選択しています。

さらに6ft1inと短めなレングスなのでキャスト精度が上がり、トウィッチもしやすいのでエビソンにはかなりマッチしているロッドだと思います。

 

 

全国各地の特にエビ食いバスが多いフィールドで大活躍していますので是非お試し下さい!

 

春になり水温も上がって、バスも活発に動く季節になってきました。

今回はいつもの大江川を離れて、茨城県の霞水系で陸っぱりチャレンジを敢行!

時期は4月中旬でプリ、ミッド、アフタースポーンの様々なバスが混在している状況でした。

去年から霞水系は何度か陸っぱりしていましたが、エリアが広くてなかなかバスの居場所を掴むのが難しい印象。

そこで今年からDSTYLEスタッフに加わり、霞水系をメインに活動している西野りゅうく君と一緒に様々なエリアを教えてもらいながら釣りをすることに。

 

 

その釣行で活躍してくれたのがヴィローラスリムのDSによるハク(体長3〜5cm程度のボラの稚魚)パターンでした。

その日は2人とも霞水系の40アップを釣り上げることに成功しました!

 

 

ハクは春になると群れで発生して浅いエリアに集まるので、スポーニングでシャローへ上がってきたバスによく捕食されています。

これは霞水系も自分がいつも行っている大江川も同じなようで、この時期のバスにとってハクは重要なベイトフィッシュとなっています。

水面を群れて泳ぐハクをイメージして使うのが大江川でのレゼルブjrなのですが、ヴィローラスリムは水中に止まるハクの動きを絶妙な微ロールアクションで表現してくれます。

使い方としては1.3〜1.8gのマスバリDSにセットして、ハクが多いエリアの水門や護岸際、やや沖のブレイクなどに入れて細かくシェイクします

 

 

DSとしては実にシンプルな使用法ですが、普通のセッティングと使い方でとても細かいロールアクションが出せるのがこのルアーのポイントです。

その後、ソロで霞水系釣行をした時や大江川に戻ってこの釣りを試した時も、ヴィローラスリムのハクパターンでグッドサイズの春バスを仕留めることができました。

霞水系も大江川もフィッシングプレッシャーが高いメジャーフィールドですが、そんな場所で活躍できるルアーは間違いなく「本当に釣れる」ルアーだと思います。

新たな春の定番になりそうなヴィローラスリムのDSを是非試してみて下さい!

 

 

冬の大江川で定番となっているD2HOGのヘビーダウショットリグ。

発売当初から難易度が高い厳冬期の大江川でも釣れる貴重なルアーとして使用頻度が高いのですが、今回は改めてこのワームを深堀してまとめてみたいと思います。

 

 

大江川が流れる岐阜県海津市は例年だと12月中旬から下旬にかけて積雪するほどの雪が降るタイミングがあり、それ以降は急激に水温が下がるのでバスの活性も著しく下がってしまいます。

その時期にディープエリアへ落ちるバスもいますが、岸際の杭周りやカバーの奥に隠れて越冬しようとするバスは意外なほど多くいます。

これは大江川の一部エリアでは岸際と沖の水深差が少なく、地形変化も多くないのでわざわざ沖に出るメリットが少ない為だと自分は考えています。

 

 

そして、そのような越冬している低活性のバスに効くのが所謂リアクション的な釣り方。

D2HOGのヘビダンもリアクションの要素を高める為に、シンカーは5〜7gと重めでリーダーは10cm以下と短めにセッティングしています。

さらにアクションの為のロッドワークにもポイントがあり、この時期はシェイクよりもロッドを軽くしゃくるようなリフト&フォールで動かして誘います。

目安としては同じ場所で10回ほどリフト&フォールさせてじっくり1点で誘った後に、また次のスポットにキャストしてアクションさせるの繰り返し。

これを杭などのカバー周りを丁寧に撃っていくことでボトムにいる低活性なバスも反応させることができるのです。

 

 

最後になぜ数あるルアーの中でD2HOGを使うのかということですが、これはサイズ感とアピール力が大きな理由。

D2HOGは全体の長さに対してテール部が短くボディ部が長いのでフックをテール側ギリギリの後方にセットすることが可能な為、低活性なバスのリアクションバイトで食いが浅くてもフッキングができるのです。

 

 

また、D2HOGは2インチというサイズながら2本のテールがしっかりアピールしてくれて水中で存在感を強い設計になっています。

実はこのような重たいシンカーを使ったリグにフッキング重視で小さくて存在感の弱いワームを使用するとシンカーの存在感に負けてしまい、シンカーへバスがバイトしてしまう事態が多発するので、アタリはあるがフッキングできないという状態に陥ってしまいます。

サイズは大きくしたくないが、ワームに強さがほしい。
そういったある意味ワガママな要望にしっかり応えてくれるのがD2HOGなのです。

 

冬の貴重なバイトを逃さない為に是非D2HOGをご活用ください!

 

今年も寒さが本格化してすっかり冬になってきました。

個人的に冬の風物詩となっているのが奈良県の津風呂湖でのリザーバー修行。

12月に入り水温が一桁台まで低下してくると、ディープといえどなかなか積極的にバスが動いてくれません。

その為、シューティングなど精度が要求される釣りの練習をするのにもってこいなのです。

冬のシューティングで主に使用するのはDSカマーのダウンショットとDαメタルバイブレーションの2種類。

 

DSカマーのダウンショットは冬のリザーバーではかなり万能で、岬や岩盤の張り出しでワカサギなどの餌を捕食するバスをフォールで狙ったり、ディープフラットエリアで越冬するバスに対してボトムをとりながら釣っていくなど様々な状況に対応してくれます。

 

 

さらにDSカマーを使う理由として通常の使用では特徴的な鎌状のテールで小さいながら強めの波動が出るのですが、テールの穴部分に少し切れ込みを入れると波動を弱く調節することができます。

 

 

このギミックにより当日の状況に合わせて動きの強弱を変えていけることが、冬のタフコンディなバスを釣るために重要なポイントになります。

そして、食わせのDSカマーと対極なルアーがリアクションのDαメタルバイブレーション。

急深な岩盤エリアを素早くサーチしたり、ディープフラットエリアで食わせのライトリグでも反応しないバスにリアクションバイトを誘発させるように使用します。

 

 

使用のコツとしては急深なエリアではリアアイにセットして移動距離を抑えつつ手返し良くリフト&フォールで誘うのが効果的。

逆にフラットなエリアでは同じリフト&フォールアクションでもセンターアイもしくはフロントアイにセットして、浮き上がりを抑えて使用することでボトムに依存している冬バスをバイトに持ち込むことができます。

 

 

寒くてバスを釣るには厳しい時期ではありますが、厳しい時期だからこそ釣れる一本は格別の嬉しさがあります!

冬には冬のバス釣りを是非お楽しみください!

 

こんにちは
DSTYLEスタッフの小林です。

今回は自分のホームフィールド大江川や霞水系で最近ハマっているヴィローラ4インチのネイルリグをご紹介します。

 

 

ヴィローラシリーズといえばリアルなシルエットや微波動テールで繊細に誘い、ノーシンカーのI字引きやミドスト、ホバストなどのリグで使うのが一般的な使用法。

しかし、今回ご紹介したいネイルリグはそれとは全く逆の使い方です。

 

 

このリグのセッティングは上記画像のようにオフセットフックにワームストッパーを付けて、フックのシャンクの間にネイルシンカーを入れるだけ。

この時に入れるシンカーのウエイトは1.3gが2個とかなり重めを基準としています。

これをI字引きするのではなく、水面から飛び出すぐらいの高速でトウィッチするのがこのネイルリグの最大のポイント。

ゆっくり動かして食わせるのでなく、早いスピードで水面を逃げ惑いながら泳ぐベイトをイメージして一般的なリグでは反応しないようなバスを強制的にリアクションバイトさせる事が出来ます。

 

 

この高速トウィッチアクションでイメージしているのは大江川や霞水系でも数も多く生息していて、秋のメインベイトとなっているいなっこ。

いなっこは春の時期は産まれたてで1インチほどの稚魚ですが、夏を越えて秋になると7〜10cm程度に成長して群れを形成して回遊します。

秋が深まり、スジエビやテナガエビが少なくなるとバスの捕食傾向がそのサイズのいなっこにシフトしていきます。

ヴィローラ4インチがそのいなっこに丁度マッチするサイズ感なので10月〜11月の秋シーズンにはかなりの好反応が得られます。

 

 

やや特殊な方法ですが、このリグを使うと水面で強烈なバイトをするバスが見られてとてもエキサイティングな釣りなので是非お試し下さい!

 

夏場に入り暑い日が続いている大江川。

前回のレポートではレゼルブjrのいなっこパターンをご紹介しましたが、水温が上がってくるとともにバスの食性も少しづつ変化していきます。

高水温で動きにくくなったバスは朝夕のフィーデングタイム以外は、早い動きのルアーに対して反応が悪くなっていくことがほとんどです。

そして例年、梅雨明け以降はいなっこの代わりに大江川で多く生息するテナガエビを捕食するバスの割合が増えていきます。

 

いわゆるエビパターンというとホッグ系ワームやポッパーなどが思い浮かびますが、自分がこの時期の大江川でよく使用するのはマイティーストレートのダウンショットやネコリグ。

 

その理由として、テナガエビは他のエビと違って特徴的な長い鋏脚があり、その全体が細長いシルエットにマイティーストレートの3.8&4.3がマッチする為にバイトを誘発しやすいのです。

さらにマイティーストレート特有の食わせに特化したボディシェイプだからこそ、多くのアングラーにプレッシャーを与えられた大江川バスも口を使ってくれるのだと思います。

 

(マイティーで釣ったバスから出てきたテナガエビの鋏脚)

 

使い方としてはどちらもちょい沖のブレイクやハードボトム、水通しの良い杭周りなどをボトムまで落としてシェイクしながらズル引きするイメージ。

ダウンショットとネコリグの使い分けは障害物が多く根がかりしやすい杭周りなどの場所はダウンショット、根がかりが少ない沖の地形変化はフッキング率を優先してネコリグを選択します。

 

 

テナガエビ食いのバスは回遊して居場所が日々変わるいなっこ食いのバスと違って、居るエリアが短いスパンで変わりにくいという特徴があるのでエリアと釣り方が合うと短時間で連発するチャンスもあります。

 

大江川のテナガエビパターンは春〜晩秋まで使えるパターンですが、なかなか釣れない夏の高水温期にこそ輝くので是非お試し下さい!

 

5月になりアフター系のバスが増え初めてから全国的にレゼルブシリーズが効果的なトップウォーターの季節に入りました。

特に自分のホームフィールドである大江川にてハマっていたのはレゼルブjrの高速巻きと水面シェイクです。

 

 

この釣りは2年ほど前から大江川でかなり効いていた釣りなのですが、釣り込んでいくうちに様々な使い分けを見つける事ができました。

 

まず高速巻きは朝夕のフィーディングタイムやローライトな天候でバスが浮いている状態の時に使用します。

主に水面を泳いでいるいなっこ(ボラの稚魚)を捕食しているバスに対して護岸際やカバー際などを早いスピードで通すことでリアクションバイトを取っていくように使用。

イメージとしては小魚に近いシルエットの小さいバズベイトとして巻いていくと、スイッチが入ったバスが激しくバイトしてくれます。

 

 

エリアを早くサーチ出来るのが高速巻きですが、ピンスポットをゆっくりした動きで攻めるのが水面シェイク。

水面シェイクは日が高くなり日陰に入ったバスや杭などの縦ストにサスペンドしているバスを、水面で波紋を細かく立てることで浮かせて食わせる使い方です。

イメージするのは水面に落ちた羽虫や弱った小魚がもがいてるところを演出してバスを誘い出します。

 

 

レゼルブjrでメインに使用するロッドはブルートレックDBTS61UL+-S。

その理由は高速巻きの際にはティップが入ってくれるので魚を乗せる事が出来て、元々はライトリグ用のロッドなので水面シェイクの際にもシェイクがしやすいのでどちらの釣り方にもマッチしてくれます。

さらに6ft1inという長さで陸っぱりでも取り回しがよく、オーバーハングや岸際にも精度良くキャストすることが可能。

この釣り方は大江川以外に霞水系や入鹿池でも効果的で、マッディシャローからクリアウォーターのリザーバーまで様々なフィールドに対応出来ます。

レゼルブjrを是非皆さまのホームフィールドでお試しください!

 

 

4月になり暖かくなってビッグバスが動き始めた大江川。

2022年は厳冬期の影響により昨年に比べてやや遅めの進行となっています。

今回はこの時期に特別な爆発力を持ったテクニックの一つ、トルキーストレート3.8や4.8を使ったカバーネコリグのご紹介。

この釣りはプリスポーンバスがシャローに入るタイミングで一時的に留まるブッシュカバーをパワーフィネススタイルで攻略するものです。

 

 

大江川には岸際に画像の様なレイダウンが点在しており、産卵を控えたバスがこの様なスポットへ入る4月前半から5月後半までのタイミングで効果的です。

ブッシュのど真ん中へアプローチする為、2号程度の太いPEラインを使ったパワーフィネスは必須。

その中でもトルキーストレートのカバーネコは最盛期には40アップが複数匹連発する程の破壊力があります。

 

 

数あるストレートワームの中でもトルキーストレートを使う理由は素材の柔らかさと絶妙なボディ形状。

この2つの要素によりワームの2点が固定されてしまうカバーネコ用のフックを使用しても、しっかりとバスを誘えるアクションを出してくれます。

ちなみにパワーフィネスといえばスモラバのイメージが強いですが、大江川では使うアングラーが多すぎるせいか個人的にはあまり強力なパターンになるイメージがありません。

 

 

そしてもう一つのポイントはパワーフィネス専用ロッドであるブルートレックDBTS-68H-S-PFを使うこと。

大江川のレイダウンはリザーバーにあるレイダウンの様に密度が高く水面からボトムまで水に浸かっているタイプは少なく、ほとんどが水面から下に数センチ浸かっている程度。

その為にバスが浮いてきてカバー直下でバイトした後反転してダッシュで戻っていく様な行動をとる場合が多く、ティップまで硬い通常のパワーフィネスロッドだとその様なバイトを弾いてしまうケースが頻繁にあります。

それに比べてDBTS-68H-S-PFは太めのソリッドティップを使用しているので、バイトした瞬間にはティップがやや曲ってくれてフッキングミスをする可能性を大きく減らしてくれます。

ティップが曲がる分バットはかなり太く強力で、大江川の50アップクラスにも安心して対応可能なので発売以来パワーフィネスには欠かせないロッドです。

 

 

最盛期は春ですがトルキーストレートのカバーネコは通年使えるテクニックですので、ぜひ一度使ってみて下さい!

 

こんにちは!フィールドスタッフの小林です。

2021年12月後半から大雪が降り、今シーズンは大江川周辺もかなり雪が多い冬となっています。

 

 

水温もかなり冷たく、バスも低活性で釣果もなかなか遠いのが厳冬期の大江川です。

そんな状況でも釣果を出してくれているのがD2HOGのベビーダウンショット!

 

 

使い方としてはベイトフィネスタックルでカバーや杭などを撃っていくのですが、冬特有の使い方のポイントが2つあります。

まず1つ目はシェイクではなく小さくシャくるようにリフト&フォールでアクションすること。

 

 

冬はバスも食い気が少ないですが、リアクション的な素早い動きには反応しやすいです。

その為にダウンショットのリーダーは10cm以下と短めで5〜7gのシンカーで早い動きが出やすいセッティングにしています。

 

2つ目はカラーの選択。

大江川は元々が濁っているフィールドですが、天候などの影響で水質が変化しやすいという特徴があります。

カラーが合っていないとショートバイトの原因になり、貴重な一本を取り逃す要因になってしまいます。

その為、水質に合わせてカラーローテーションはとても重要。

 

 

具体的にはオレンジシュリンプやミミ/ナイトクローラーをメインとして普段より濁ったらバブルミミズやブラック、逆にクリアアップした時はシナモンブルーフレークなどに変えて水中でのインパクトを調整するようにしています。

 

難しい冬の時期だからこそD2HOGを駆使して記憶に残る一本を狙いましょう!!

 

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